コーヒーと血糖値について

血糖値を下げるお茶ガイド!

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健康のためにコーヒーを飲む人が増えている?

健康のためにコーヒーを飲む人が増えている?突然ですが、私の同僚にはコーヒーマニアがいます。朝昼晩と毎食コーヒーを飲むほどの愛飲家で、職場でも彼のデスクには常に缶コーヒーや自前で煎れたコーヒーが置いてあります。
そんな彼を見て、私はずっと「あんなに飲んで身体には悪くないんだろうか?」と気になっていました。コーヒーを飲み過ぎると身体に良くない、とどこかで見たことがありましたし、カフェインをはじめとした刺激の強い成分も多く含まれていますからね。
しかし先日、コーヒーマニアの彼と一緒に休憩時間を過ごしていたとき、コーヒーに健康効果があることを聞きました。彼いわく、血糖値を下げて糖尿病を予防する効果もあるらしいということで、これは試してみなければ、と私も少し調べて飲んでみることにしました。

コーヒーで2型糖尿病予防!クロロゲン酸が血糖値を抑える

コーヒーで2型糖尿病予防!クロロゲン酸が血糖値を抑えるコーヒーが糖尿病予防になることは、実は以前から世界各国の研究機関で実証されています。それらの研究によると、コーヒーに含まれている「クロロゲン酸」という成分による働きと考えられているそうです。
クロロゲン酸、あまり聞かない成分ですがポリフェノールの一種です。ポリフェノールといえば赤ワインなどが豊富なイメージですよね。しかし、なんとコーヒーにも赤ワインに匹敵するほどのポリフェノールが含まれているのです。
ポリフェノールには高い抗酸化作用があるため、ガンなどにも効果的とされていますよね。そもそもポリフェノールとひとまとめにしてしまっていますが、ポリフェノールには赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキン、ココアのカカオなど、様々な種類があります。野菜なども含めれば5000種類以上あるといわれており、コーヒーに含まれるクロロゲン酸もその中の1つなのです。
クロロゲン酸はコーヒーが持つ独特なあの褐色の色や苦味、香りを作り出すもとです。なんとなくコーヒーというとカフェインの含有量が飛び抜けて高いようなイメージがありますが、実際にはクロロゲン酸はカフェインよりも多くの分量を占めています。そして、研究ではこのクロロゲン酸が食後血糖値の上昇を抑制したという結果が多く報告されているのです。

糖尿病を発症しているとコーヒーは逆効果?自分に合った血糖値対策を!

これは是非コーヒーも適度に飲んでいきたいと思ったのですが、摂取にあたって1つ注意があります。それはコーヒーに含まれるカフェインの作用です。
研究ではクロロゲン酸による血糖値上昇抑制効果のほかに、カフェインがインスリンに悪影響を与えたという報告もあります。なので、すでに糖尿病を発症している場合はコーヒーはおすすめできません。
加えて、まだポリフェノールやクロロゲン酸と血糖値の関係についても全てが明らかになったわけではないため、自分の身体の状態と研究の情報をきちんと把握して判断していくのがベストだと思います。
コーヒーマニアの彼のようにもともと好きで飲んでいる方もいれば、私のようにあまりコーヒーを飲まない人間もいるので、生活スタイルに取り入れやすいものを選んで血糖値対策をしていきたいですね。

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